離島における太陽光発電・電気自動車等導入ガイド

導入メリット設備導入の留意点と導入フロー設備導入の経済効果(例)導入事例1導入事例2令和5年補助金情報

離島における太陽光発電・電気自動車等導入ガイド

離島こそ太陽光発電と電気自動車を。

新潟県の離島である佐渡島・粟島は、トキをはじめとする豊かな自然と海に囲まれる中で、農林水産業や観光業など地域産業が発展してきました。
しかし、人口減少と高齢化といった社会構造的の変化や、観光客の減少などによる地域経済の停滞といった課題に直面しています。
また、地球温暖化による海水温度の上昇や、自然災害の激甚化は、佐渡島・粟島の豊かな自然や社会経済活動への脅威になっています。
さらに、エネルギーの供給は、ほぼ島外からの化石燃料の海上輸送に頼っており、環境負荷や災害リスク上の大きな課題です。
佐渡島・粟島において、再生可能エネルギーの導入を拡大することは、地域経済の活性化や、防災力の向上、そして豊かな自然環境の維持など、持続可能な循環型社会を実現につながります。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、太陽光発電や電気自動車等の導入を推進し、将来的にはCO2実質ゼロ、カーボンニュートラルを実現することにより、豊かな自然環境を後世に引き継いでいくことを目指しましょう。

自家消費型太陽光発電設備導入のメリット


災害時などの停電時でも、
電気が使える

電力会社に支払う
電気料金の削減
(電気代上昇リスク低減)

CO2排出量の削減による
地球環境への貢献

税制優遇や各種補助金などの
支援が受けられる

太陽光発電導入形態は大きく2種類

太陽光発電を新たに導入し発電した電力を自ら消費する自家消費型太陽光発電設備の導入形態は大きく2種類あります。
ひとつは、自社で設備を導入して所有し電力を調達する「自己所有」。もうひとつは、“PPA事業者”が需要家の屋根等に設備を設置し、需要家はそこで発電した電力を料金を支払って調達する「オンサイトPPA(電力販売契約)」です。
それぞれメリット・デメリットがあるため、自社の経営計画やエネルギー調達計画などを踏まえて検討することが必要です。

自己所有方式

自社で太陽光発電設備を導入して所有し電力を調達

メリット

デメリット

●長期的に見れば最も投資回収効率が良い
(サービス料がかからないため)
●設備の処分・交換・移転等を自社でコントロール可能
●余剰電力を売電し、売電収入を得られる
●初期投資が大きい
●設備の維持管理を自社で行う必要がある
●設備が資産計上される(オンバランス)ため、財務指標に影響が出る

オンサイトPPA方式

PPA事業者が太陽光発電設備を設置・所有、利用者は電気料金を支払うことで電力を調達

メリット

デメリット

●基本的に初期投資がゼロである
●設備の維持管理を自社で行う必要が無い
●費用負担は電力を使用した分の電気料金のみ
●一般的には設備が資産計上されず、オフバランスで
再エネ電力の調達が可能である
●設備の処分・交換・移転等を自由に行うことが出来ない
●長期契約となる(15~20年)

離島における電気自動車等導入のメリット


排ガスを排出せずクリーンで
環境に優しい

島での移動は主に短距離。
航続距離の制限は
あまり問題ない

自家充電で手間が少ない

充電した電力は災害による
停電時等に活用可能

 

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